HyperLiquidは、分散型の無期限先物取引所のなかで最も流動性の高いもののひとつに成長し、手数料も中央集権取引所に匹敵する、あるいはそれを下回る水準です。HyperLiquidで取引botを動かせば、CEX並みのスピードと流動性、DEX的な自己保管という両方の利点を得られます。

本記事では、スマートコントラクトのコードを1行も書かずに、HyperLiquidへ接続し、設定し、自動売買戦略を動かす方法を説明します。

リスク警告: 無期限先物の取引はハイリスクです。レバレッジを使うと、損失が預け入れた資金を上回ることもあります。実資金で取引する前に、必ずテストネットで戦略を検証してください。

なぜ自動売買にHyperLiquidなのか

HyperLiquidの利点

  • 取引手数料が低く、上位ティアではメイカーのリベートもある
  • オンチェーン決済 — 取引所に預託するリスクがない
  • BTC、ETH、SOLの無期限契約は流動性が厚い
  • REST + WebSocketのネイティブAPI
  • 戦略検証用のテストネットがある

知っておくべき制約

  • 取引できる銘柄数はBybitより少ない
  • オンチェーンのアルトコイン市場は小さい
  • APIウォレットは取引はできるが出金はできない
  • 建玉はUSDC建て(USDTではない)
  • メインネットではウォレットへの入金が必要

セットアップの手順

ステップ1
まずHyperLiquidのテストネットから
app.hyperliquid.xyz にアクセスし、テストネットモードを使います。取引用の仮想資金が手に入ります。ここで最初に取引プラットフォームを接続し、戦略の設定を検証します。この段階ではウォレットへの入金は不要です。
ステップ2
APIウォレットを発行する
HyperLiquidのAPIページで、APIウォレットを生成して承認します。その秘密鍵を保存してください。APIウォレットは発注はできますが、アカウントから資金を出金することはできません。鍵は安全に保管し、botにメインウォレットの秘密鍵を使うことは絶対に避けてください。
ステップ3
Enlikoに接続する
Enlikoの設定でHyperLiquidのセクションを開き、APIウォレットの秘密鍵をTestnetの欄に貼り付けます。ウォレットアドレスは自動的に導出され、メインウォレットはHyperLiquidのAPI経由で検出されます。Enlikoは鍵を暗号化して保管し、注文への署名にのみ使用します。
ステップ4
戦略を選んで設定する
戦略を選びます(たとえばHyperLiquidの流動性が高い銘柄でOI、RSI+BB、AIBollなど)。1トレードあたりのリスク%、レバレッジ(2〜5倍から)、損切り、利確を設定します。ATRベースの損切りも検討してください。ボラティリティに自動で適応します。
ステップ5
過去データでバックテストする
同じ銘柄の直近3〜6か月の価格データでバックテスターを回します(Enlikoのバックテスターが使うのはBinanceまたはBybitのローソク足なので、HyperLiquidについては近似値として扱ってください)。全体の損益だけでなく、最大ドローダウンに注目してください。最大ドローダウンが20%を超えるなら、ロットを減らすか損切りを狭くします。
ステップ6
テストネットで2週間、実運用に近い形で動かす
実勢価格(シミュレーション価格ではありません)に対するペーパートレードは、バックテストとは別物です。HyperLiquidの実勢価格を使ったテストネットで最低2週間は戦略を動かし、スリッページ、スプレッド、資金調達率の変動といった現実の条件への対応を確認してください。
ステップ7
本番へ — 小さく始める
EnlikoにメインネットのAPIウォレット鍵を追加し(Proプランが必要です)、HyperLiquidのアカウントに入金して、成立可能な最小ロットから始めます。メインネットでの最初の30日は、延長した検証期間だと考えてください。自分で管理しながら運用するなら、取引セッションごとに損切り水準を二重に確認しましょう。

HyperLiquidで機能しやすい戦略は?

HyperLiquidの特性は、特定のタイプの戦略に向いています。

資金調達率のヒント: HyperLiquidの無期限契約では、資金調達率(ファンディングレート)の授受が1時間ごとに発生します。建玉を翌日に持ち越すなら、資金調達率が自分に有利か不利かを確認してください。数日にわたって建玉を保有する戦略は、資金調達のコストを織り込むべきです。

bot取引におけるHyperLiquidとBybitの比較

どちらの取引所もアルゴリズム取引に適していますが、満たすニーズが異なります。

HyperLiquid特有のリスク要因

HyperLiquidはCEXの預託リスクをなくしますが、代わりに別の考慮点が生まれます。

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よくある質問

HyperLiquidはAPI経由の取引botに対応していますか?

はい。HyperLiquidはREST APIとWebSocketのフィードを提供しており、Enlikoのようなアルゴリズム取引プラットフォームがそれを使って注文の発注、変更、取消を行います。ブロックチェーンを直接操作する必要はありません。API呼び出しはプラットフォーム側が処理します。

DEXでの自動売買はCEXより安全ですか?

どのリスクを気にするかによります。HyperLiquidのようなDEXは取引所の預託リスクをなくします(「取引所が破綻する」「取引所に資金を凍結される」といった事態がありません)。一方で、スマートコントラクトとブリッジのリスクが加わり、ウォレットの自己管理も必要になります。またbotにはAPIウォレットの鍵を渡すことになるので、それを暗号化して保管するプラットフォームを選んでください。取引における主要なリスクである相場リスクは、どちらでも同じように存在します。

HyperLiquidではどの銘柄を自動売買できますか?

BTC、ETH、SOLをはじめ、多くの無期限契約の銘柄が、自動売買に十分な流動性とともに利用できます。HyperLiquid上の小型アルトコインはスプレッドが広くなることがあり、短期戦略には向きにくい場合があります。